:監禁

監禁 (講談社ノベルス)

監禁 (講談社ノベルス)


「助けてくれ、カンキンされている警察にれんらくを」
そうかかれた一枚の紙切れを見付けた美哉。
危険な匂いを感じた美哉は一人でそのメッセージの真相を追う。
一方、放火の容疑をかけられたまま失踪してしまった恋人の行方を追う義人。
もう探すのを諦めようとしていた時に、ある手がかりを得て―。
錯綜する様々な手がかりと時間軸。この事件の謎は果たして解けるのか。

作者コメント──


物語の断片を繫ぎ合わせていくうちに、徐々に全体像が浮かび上がっていき、
最後の一ピースを嵌め込んだ瞬間に世界が確定する。そんな話が大好きで、
今回は自分でも挑戦してみることにしました。
果たして、僕が構築した世界は狙い通りに皆様の前に浮かび上がってくれるでしょうか。
ここ最近読んだ中では、面白かった方に入りますね。
4つの視点で書かれてますが、うまく捌いていると思います。
★★★★☆(4点)